「この場所にこんなエアコンを付けたい!」 ・・・と思った時、あとはすべて業者任せも良いのですが、ご自分で簡単に選定できる方法があります!
どのくらいの大きさのエアコンが必要で、機器代と工事費用の概算も分かれれば予算を組むうえで大変便利かと思います。
ここでは必要な大きさのエアコンを選定するための算定基準負荷(冷房時)というものを知っておきましょう。
必要な大きさ(能力)のエアコン算定方法は、家庭用のように単純に部屋の広さだけで決められないということは他の記事でも書いている通りです。この点さえ押さえておけば素人の方でも選定は難しいことではありません。
算出基準負荷(冷房時)
用途別 | W/㎡ | W/坪 | |
一般商店 | 200 | 660 | |
喫茶店/理・美容院 | 260 | 860 | |
レストラン/食堂 | 300 | 1000 | |
ホテル/病院/一般事務所 | 140 | 460 | |
一般住宅(リビング) | 160 | 530 |
▲上記表はメーカーカタログより平均値を抽出してあります。
因みにメーカーカタログでは事務所(170~115[W/㎡])というような範囲表示をしています。
業務用エアコンでは何畳用という表示はなく、馬力と冷暖房能力がカタログ表示されています。
例として、レストラン/食堂の20坪の広さで算出してみましょう。
坪あたり1000Wですので20坪では20000W(20kW)となります。
20kWの冷房能力をカバーするエアコンはP224形(8馬力相当)になります。
また、一般商店で同様に算出しますと・・・
坪あたり660Wですので20坪では13200W(13.2kW)。
13.2kWの冷房能力をカバーするエアコンはP140形(5馬力相当)になります。
このように同じ広さでも業種によって必要なエアコンの大きさが異なるという具体例を述べてみました。
参考になりましたでしょうか?
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