失敗しない業務用エアコン選び2|電源種類|マルチエアコン


※この記事は弊社運営のwww.ac-web.comからの引用転載です。(301リダイレクト設定済み)

 

三相200Vエアコン単相200Vエアコンを選ぶ/マルチエアコンとは?

別記事の『失敗しない業務用エアコン選び』では選定の際、必要なエアコンの大きさ(能力・容量)を知ることについてご説明しております。
このページでは一般の方が業務用エアコンを選ばれる際にご注意いただきたい点についてご説明します。

ご購入前のよくあるご質問より

●電源に2種類あるけれど・・・どちらを選べばいい?

▼業務用エアコンには次の2つの電源種があります。

単相200V
一般家庭でも使用できる電源ですが、40形(1.5馬力)から80形(3馬力)までしか選べません。
(80形は一部ラインナップにない場合もあるので注意)

電力メーターに≪交流単相3線式≫と表示されています。
単相3線式は3本の電線の取り方によって100Vと200Vと両方を取り出せます。
現在の一般住宅は皆この方式です。
単相2線式では100Vのみですので単相200Vの機器は使用できません。。

【参考】≪単相3線式と単相2線式の違い≫東京電力



三相200V(動力)
先の単相200Vは一般に従量電灯という契約ですが、三相200Vは低圧電力契約になります。
電力メーターには≪交流三相3線式≫と表示されています。
通年で使用する時間の多い事業所や店舗ではランニングコスト(電気料金)面で有利です。

 


業務使用ではランニングコストが安い三相200V(動力)ですが、使用期間が少ない場合には使わなくても基本料金が掛かり気になるところです。

 

 


◎ご家庭での使用なら単相200V機種を選びます。(家業等で既に動力契約している場合を除く)
また、テナント等で動力が来ていない場合も単相200V機種を選びます。

複数台設置すると契約アンペアをオーバーしてブレーカーが頻繁に落ちる事もあるので注意が必要です。一般にアンペアブレーカーは60アンペアまで(従量電灯B)なので、これを超える場合は電力会社との契約種別の変更(従量電灯C)が必要です。

事業所や店舗等で三相200Vを新たに引くには別途電気工事と電力会社との契約が必要です。


 ●マルチエアコンって!?

▼ツインやトリプルなどの室内機が複数のマルチエアコンは室外機の容量(馬力)で選定!

【例】
3馬力ツインは、室内機が2台付属しますが、室内機1台あたりの能力は半分の1.5馬力相当です。
6馬力ツインは、室内機が2台付属しますが、室内機1台あたりの能力は半分の3馬力相当です。

必要な能力が分かって6馬力必要な場合は6馬力ツインを選びます。
3馬力ツインは倍の6馬力の総容量にはなりません。

▼基本は同時運転マルチです。

ビル用やハウジングエアコンを除き、店舗・オフィス用エアコンは基本同時運転マルチなので仕切られた空間の空調は出来ません。
同時運転とはツインの場合、リモコンは1つで2台の室内機を制御しますので片方を停止させるということが出来ません。
これに対し、室内機を個別に制御できる個別運転マルチもありますので必要に応じてご検討ください。

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